ハト、来たる!

タカビに新しい仲間が増えました!

ハト2

 

真っ白なクジャクバトさん♂です〜\(^▽^)/

緊張しているようでまだ出てきてくれませんが、早くタカビに馴染んでくれるといいなぁ。

 

 

彫刻科美術館見学〜ヴァンジ彫刻庭園美術館〜

先日、彫刻科の昼間部と夜間部の皆で美術館見学に行きました。
行き先は静岡県のヴァンジ彫刻庭園美術館。
数少ない彫刻の為に作られた美術館で、屋内外には多くの彫刻作品とそれと響き合う気持ちのいい空間が広がっていました。
物を作る人間として、物と空間の密接な関係の大切さを再認識させられた気がします。
様々な素材による作品の形態もとても力強くて、充実した見学になったかなと思います。

普段から学院でデッサンや彫刻の訓練をしている生徒達も刺激を受けたでしょうか。。
今後のモチベーションに期待ですね。。。

渋滞もあっての長旅でしたが皆さんお疲れさまでした。

人体ヌードデッサン

夏期講習会油絵科・日本画科・基礎科合同の人体ヌードデッサン課題のなかで、彫刻科講師金先生が生徒に混ざり一緒に描きました。
制作時間は4時間半と生徒の1/3という短時間制作でしたが、要所を押さえながらも、調子の自然な流れが美しい作品です。
人体ヌードはプロポーション、骨格、動き、空間、質感等々総合的な力が必要なモチーフですが、まずは人体が自然なポーズで佇んでいるその有様を大切に観察したいものです。その意味で、このデッサンには基礎科の生徒のみならず、あらゆる科の生徒の参考となる観察が見て取れると思います。

人体ヌードデッサン
『素描:人体ヌード』木炭紙・木炭 4.5時間

デッサン St.ジョセフとミロのビーナス

芸大1次試験を3日後に控え、タカビ彫刻科では最後のデッサン週間で緊張感を高めています。
本番に向けて、ひとつひとつの作業の再確認、謙虚な観察眼の再確認、そして
何より、合格したい、勝ち取りたいという気持ちを最後まで高めていってほしいと思います。

最近の預かりです。


昼間部K.Hさん。終わりの仕事に責任感を感じるいいデッサンですね。
情報量も豊富で最高の状態が近そうです。この調子です。


同じく昼間部K.Kさん。明快さと自然さが絶妙にマッチしているデッサンですね。
このバランスは本番でも意識したいとこです。

今日はいくつかの高校では卒業式が行われたようですね。
卒業生の皆さん、本当におめでとうございます!

入直3拍子!

科によっては既に芸大1次試験が始まっていますが、
今週の彫刻科は芸大1次試験を1週間後に控え、最後のラストスパートの熱気に溢れていました。
実質最後となる3拍子課題。
本当の意味で3つの作品でベストを尽くすのは誰でも非常に難しい事です。
ここで必要な集中力は人生長しといえど滅多に体験できるものではないでしょう。
日々の課題で得たヒントや手応えを、ここ1番で発揮できることを強くイメージしていきましょう。

今回の3課題でも、それぞれ高い集中力を感じる作品がでました。
通例のイニシャルは伏せて紹介しますので、芸大入試3拍子をイメージして下さい。

まずは組石膏素描。

安心して画面内の空間を感じることができます。
床の水平感がもったいないですですね。


完成のイメージの強さが描きっぷりに表れてますね。
描きたいから描く、というのも大事なことですね。
欲を言えば更に説明力が欲しいところです。

つづいて2次素描

床が気になりますが、コンテの調子を丁寧に扱い、モチーフのシャープさがよく出ていますね。


茶コンテです。今の勢いが構図にも出ていて迫力があります。
少し勢いが空回りして炭が形から浮いてきてますが。。。

最後は2次塑像、人物首像です。

頭部が丸くなる癖が大分ぬけて顔面とのバランスが良くなってきました。
あと少し体の意識が欲しいですが、謙虚な姿勢を感じる秀作です。


一見情報や変化に乏しい塑像に見えますが、
ひとつひとつの形が全体に響き合っていて独特の生命感を感じます。
パッと見の客観視がほしいとこでしょうか。


合格への意識、強さ、情熱は申し分無い塑像です。
しかし、モチーフ(モデル)からから離れ過ぎ、謙虚さを失いつつあります。
1課題ごとの一期一会、懐の深さも大切にしていきましょう。

模刻と自刻像

私大入試も終盤に差し掛かり、最近のタカビは国公立入試ムードが増して来ています。
彫刻科でも少人数ながら、高い緊張感の中で日々造形力が磨かれているのを感じます。
さて、今回はそんな中で出た最近の塑像作品を紹介します。

まずは昼間部のK.Kさん。ブルータスの模刻です。
形に張り付く粘土に緩急があり、充実した完成度ですね。
全体的に印象があと一押し!今の謙虚さに自信を持てればツメの印象も合わせられますよ。

生徒に紛れて私も作ってみました。。。
うーん、もっと頑張らなければいけませんね。完全に年齢に負けてます。。。

そしてこちらは自刻像。昼間部I.Tさんです。
首付きの不自然さが最後まで尾を引いてしまいました。
構造と構成の両立は難しいですが、大きな形の確認は何度も繰り返しましょう。
とはいえ、ピシッと目に止まる秀作です。

最後は高校2年生Y.Tさん。
このリアリティーに迫る集中力は来年も武器にしていってほしいですね。
粗付けの丸さが残っているので、作り始めの面の意識を強くもっていきましょう。

おまけ。
昼間部K.Hさんが何やら時間外で大物を作っているようです。

楽しみですね。

芸大1次まで2週間半!
ひとつひとつの課題に魂を込めていってください。

人体ヌード素描3時間と模刻

今日の彫刻科では私大受験間近ということで「人体ヌード」の素描が行われました。
この課題で重要なことはズバリ、プロポーションです。あと、当たり前だけど構図。
色合いや立体感、生命感といった表現も、これらの上になければ意味を成しません。
人間の自然な佇まいや重量配分、比率を観察することが人間をモチーフにしたときの大義といってよいでしょう。

来週には大手私大の試験がはじまります。
説得力に繋がる謙虚さと、作品に対する熱意を忘れずに挑んできてください。

こちらはその中でバランス良く冷静に描けた昼間部K.Kさんの素描です。
彼女は芸大対策としてコンテを用いて3時間で描きました。
形態感の仕事には及んでいませんが、部分的にでもさらに突っ込んだ仕事、
仕事量のアピールがあると意図が伝わりやすいと思います。

そしてもう1枚。
こちらは夜間部のY.Tさんのメヂチの模刻(約10時間)です。
もともと立体表現のセンスがあったのですが、造形の行程に不安がありました。
今回の課題で粗付け、土台の仕事の大切さをよく理解できたと思います。
これからは動きや骨格、首の構造など、見えない形への観察力も磨いていきましょう。
受験で戦えるレベルが見えてきましたね。
って、まだ高校2年生でした。。。おいおい、、、
この執着心。浪人生にも分けてほしいですね。

彫刻は、視覚から触覚、触覚から視覚への変換の繰り返しから多くを学びます。
試験に備えて、たくさん見て、たくさん触って彫刻感覚を磨いていきましょう。